ニオイのREPORT

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第5回:健康増進法と効果的な分煙環境づくり

新緑が目に鮮やかな季節になりましたね。ブンエンジニアの佐々木紀文です。ニオイのコラムも5回目に入り、読者からの反響やお問い合わせも多く寄せられるようになってきました。ニオイに対する社会の関心が高まっていることの現われでしょう。今回も、私がこれまでニオイ対策の現場で遭遇してきた体験をもとに、解決のためのノウハウや提案を示していきたいと思います。そして、ニオイ対策でお困りの皆さんの何らかのお役に立てれば幸いです。

第5回は、「健康増進法」にどう対応するかでお店や企業のイメージが良くも悪くもなること。その時の重要なキーワードが【ニオイ対策】だということをお話ししましょう。

昨年5月に「健康増進法」が施行されたことは、ご存知の方も多いと思います。この中で、もっとも重要な項目が第25条でうたわれている「受動喫煙の防止」です。そこには、学校や劇場、飲食店など、「多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない」こととされています。また受動喫煙については、「室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされること」と定義しています。

●公共施設はもとより、レストランやオフィスでも「喫煙スペース」が分けられています。

健康増進法で、官公庁をはじめオフィスビルやデパート、飲食店など、多くのところで禁煙や分煙を導入するようになりました。愛煙家の立場は悪くなるばかりです。しかし、嫌煙権があるならタバコを吸う者の権利だってあると、私は思うのです。タバコを堂々と吸える場所がある。タバコを吸わない人はもちろんですが、タバコを吸う人にも快適な喫煙室があることは、企業や店舗にとって大きなセールスポイントになるのではないでしょうか。そこで、大手事務機器メーカーもビジネスチャンスとばかり、積極的に分煙室を提案しています。ところが私が実際に利用してみた経験では、効果的な分煙ができているところは少ないですね。喫煙室に設置された装置でタバコの煙を空気と一緒に強制的に吸引し、フィルターを通して排出しているわけですが、逆にニオイを全体に分散させている。つまり「タバコの煙は取っているが、タバコのニオイはかえってバラまかれている。」ということです。するとタバコを吸う人でさえ喫煙室に入った時は、非常にクサイ臭いによって不快感を覚える。喫煙室を掃除する人などにとってはそれ以上の不快感でしょう。また、オープンスペースに設置された分煙機の場合、ニオイはさらに広い範囲で拡がります。やはり、効果的な分煙にはニオイ対策が欠かせないと思います。

●空気清浄機や分煙装置だけでは、快適な分煙環境はつくれません。

効果的な分煙のあり方については、厚生労働省でも理想的な分煙対策の指針を示しています。その中の第一項目にあるのが、「現有の空気清浄機は、環境たばこ煙中の粒子状物質の除去については有効な機器があるが、ガス状成分の除去については不十分であるため、その使用にあたっては喫煙場所の換気に特段の配慮が必要である」という内容です。つまり、空気清浄機ではタバコのニオイの主成分であるアセトアルデヒドは除去できないのですね。だから、タバコのニオイが拡散し、または壁などに沈着してしまうわけです。さらにタバコの煙とニオイは、脳の記憶の中でイメージが連動しているので、「煙たい=クサイ」という連想が働いてしまいます。ですからニオイを軽減するためには、煙も一緒に取ってやる方が効果的なわけです。

当社の「G2フレッシュ」 は、空気清浄機能でタバコの煙を除去するとともに、タバコのニオイを植物から精製した薬剤で中和脱臭します。さらに植物成分が持つ抗菌効果と酸化チタンの光触媒の分解効果で、壁などに付着したニオイも落します。少しタバコの煙が残っていてもニオイがないわけですから、タバコを吸うひとはもちろん、タバコを吸わない人にとっても快適な環境をつくりだすことができるのです。

これからは環境や健康へ取り組む姿勢が、企業イメージを大きく左右する時代です。健康増進法に対応した快適な分煙環境づくりに、ぜひ当社の脱臭機と脱臭ノウハウをお役立てください。

次回も、私が出会ったさまざまな業種や空間の『ニオイの現場』を見ていきながら、脱臭のポイントについてお話ししていきましょう。