ブンエンジニアの『脱臭の流儀』

10
ニオイ対策は、
企業の責任意識で取り組む

企業の皆様は、ニオイ対策は
企業経営の重要課題の一つと考えておられますか。
実は、企業から発生するニオイの脱臭が巧くいくかどうかは、
ニオイ対策にあたる企業側の
脱臭に対する意識の有様で決まるのです。

最近、弊社への相談で増えているのが、
食品工場、金属工場や塗装工場からの相談です。
いずれも、周辺住民からの度重なるクレームに
対応の担当者が悲鳴を上げ、いよいよになっての相談で、
「とにかく早く対策を打ってくれ」
「とにかく何とかして欲しい」という切羽詰ったもの。
「わかりました、何とかしましょう」と一応答えますが、
クレームに対応する担当者が
孤軍奮闘しているようにしか思えないのです。

弊社のやり方として、
まず、お客さまを訪問して、クレームの内容、
クレームを出されるお宅と工場の位置関係、
ニオイ発生元としての自覚具合などの状況を
じっくりと聞くことから始めます。
次に、現場に足をはこんで調査下見し、
必ず実際の脱臭機器を現場にセットして
脱臭テストを行ないます。
後に、テスト結果に基づいて、有効な設備・薬剤・設置方法を導き出しています。
現場の下見や脱臭テストの時に、弊社は必ず担当者以外の人に立ち会ってもらいます。
それも工場勤務ではない事務所勤務の人、できればトップや責任のある人に。

現場のニオイに慣れていない人たちに立ち会ってもらうことで、
より客観的にニオイと脱臭効果の評価をしてほしいからです。
それと、担当者レベルに留まっていたニオイ問題の認識を
企業経営レベルに拡げることで、ニオイ対策がし易くなります。
また、当社が脱臭テストを有償で行なっているのも同じ理由からです。

企業のニオイ対策が成功するかどうかの鍵は、
お客様がニオイ対策に企業一丸となった責任意識で取り組んでいくこと。
そして、できるだけ早く対処することだと弊社は思います。