ニオイのREPORT

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第2回:タバコのニオイをどうにかしたい!

はじめまして。ブンエンジニアの佐々木文紀です。最近、『ニオイ』が社会問題化してきています。そして、脱臭機の製作を手がける当社には、ニオイ対策に関するさまざまな相談や問い合わせが寄せられます。そのひとつひとつに対して、私が実際に現場で解決する中で得てきたさまざまな体験やノウハウが、ニオイ対策でお困りの皆さんのお役に立つのではないかと思いコラムにしてみました。第2回は、嫌われるニオイの代表選手ともいえる『タバコ』のニオイ対策についてお話ししましょう。

職場や公共の場所では嫌煙権がすっかり浸透し、また最近では健康増進法が決まったりして、愛煙家の立場は悪くなる一方です。こういう私も、30年来の愛煙家として、最近は少々肩身の狭い思いをしております(笑)。しかし、ことタバコの『ニオイ』に関しては、愛煙家の私といえども嫌なものです。たとえば列車の喫煙車両に乗った時など、自動ドアが開いたとたんにムッと来るあのニオイはたまりませんね。しかし、席に座ってヤレヤレと一服し、ものの3分もするとニオイに慣れてしまうのも喫煙者の悲しい性ですが・・(笑)。

では、タバコのニオイの元はなんなのでしょうか? 科学的に言えば、ニコチンに含まれるアセトアルデヒドが発するニオイということになります。しかし、そんな小難しい化学物質の名前を出さなくても、皆さんタバコの白い煙を見ただけで、あのすえたような嫌なニオイを思い出しますよね。それは、ニオイは人間の脳の記憶と強く結び付いた、たぶんに感覚的なものだからなんです。いつも犬にエサを与える前にベルを鳴らしていると、ベルの音を聞いただけで犬がよだれを垂らすという、あのパブロフの反応と同じですね(笑)。白い煙、吸殻が溜まった灰皿、それらを見ただけで不快なニオイが漂ってくるように感じるわけです。

吸わない人の健康のためはもちろんですが、サービス業や飲食業でのイメージアップをねらって、タバコのニオイ対策に力を入れるところが増えています。私のところにもいろんなご相談がきます。たとえば、ホテルからは「部屋のタバコのニオイを短時間に消したい」とか、レンタカー業者からは「クルマのタバコのニオイを消すにはどうしたらいいか」といった相談です。そういったお客様相手のサービス業だけではありません。最近では、一般のオフィスでもタバコのニオイ対策に、禁煙・分煙対策と一緒に取り組まれるところが増えています。理由は、社員の健康やストレスを管理し、快適な環境で気持ち良く、能率よく仕事をしましょうというわけです。そこで、私も大手企業のオフィスビルにニオイを消す相談に出向くことも増えてきました。

ところが、タバコのニオイを消すといっても、実際はいろんなニオイが混じった複合臭であることがほとんどです。たとえば飲食店なら油や調味料のニオイ、さらに香水や人が発するニオイなど、さまざまなニオイが混じっています。ですから、タバコのニオイだけを取っても、クサイという感覚は消えないわけです。そこで当社では、ニオイの元に応じた4つのタイプの薬剤(商品名:ゲルファス)を組み合わせてご提案しています。トイレのニオイなどのいおう化合物系、塗料などの炭化水素系といった風に、それぞれのニオイの元の強さに応じて薬剤を配合するわけです。実は、この最適な配合こそが、数多くの現場での実績でつかんだ当社のノウハウでもあるんですね(笑)

タバコのニオイ対策のノウハウということで言えば、脱臭機をどこに配置するか、また喫煙場所をどこにどんな風に設置するかでも、脱臭の効果は大きく違ってきます。では、当社のノウハウのほんの一部をご紹介しましょう(笑)。まず、ニオイは感覚的なものだということを前回でもいいました。ある調査では、ニオイの元となる成分(PPM)を90%除去して、ニオイはやっと半分ぐらいに減ると言われています。つまり、初対面の人間でも第一印象が大事なように、ニオイを感じた最初の印象がポイントとなるわけです。ですから、たとえばホテルの部屋などはドアを開けて一歩入った時に感じるニオイを消してあげる。つまり入り口の近くのニオイをいかに軽減するかということが効果的なわけです。そのために脱臭機を効果の出やすい場所に設置します。これは、部屋の形や中のレイアウトで異なります。喫煙所でも、その真ん中に置くのではなく、コーナーから灰皿のある中心に向けて設置します。つまり、煙やニオイの元を拡散させないようにするわけです。喫煙場所ということでは、たとえばエレベーターの前に灰皿が置いてあるオフィスが多いですが、アレはいけません。エレベータースペースが煙突となって、ビル全体にニオイが拡がってしまうのです。また喫煙場所はできるだけ囲んだ方がベターです。どうしてもオープンにしなければならない場合でも、まずニオイを囲む方法を考える(わからない場合は私に相談してください)。その後に囲んだニオイを脱臭することで、安いコストで効果的にニオイを軽減できます。これも要するに、ニオイの元を拡散させないようにすることがポイントなわけです。

いわゆる分煙装置(空気清浄機)は、煙に含まれるニコチンなどの粒子状成分の40%程しか除去していないというデータもあります。気体成分については、ほとんど除去していません。当社の脱臭機"G2フレッシュ"は、脱臭剤で中和脱臭するとともに、酸化チタンの光触媒効果で、中和された臭気成分はもちろん、シックハウスや花粉症の原因、O-157等の浮遊菌も分解して無害化してしまいます。つまり、短時間で脱臭するとともに、さらに空気清浄と抗菌・抗ウィルスにも優れた効果を発揮しているのです。まずはタバコのニオイ対策で、その効果をぜひ実感してください。皆様からのご相談をお待ちしています。

 次回も実際に私が出会った『ニオイの現場』を見ていきながら、脱臭のポイントについてお話していきましょう。